2022-09-29 / 最終更新日時 : 2022-09-24 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|比屋定節 組曲「孝行之巻」で大蛇の犠牲になろうとして行く時の歌もあれば人生無常。命短くはかなき世の中をなげいた歌もある。 時の間の嵐吹きゆんてや思まぬませ垣はすらな我花散らち 時の間の嵐:突然吹く嵐→思いがけない急な不幸。ませ垣は […]
2022-09-24 / 最終更新日時 : 2022-09-24 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|通水節 尚円王が伊平屋島で農民として暮らしていた時に他所様より優れていたために迫害に遭い、いつも人目を避けて苦心していた歌。伊平屋島から出ていく時の寂しさを歌ったという意味も。他は、寂しいより恋愛の歌詞が多い。 通水の山や一人越 […]
2022-04-17 / 最終更新日時 : 2022-04-17 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|打豆節 打豆は、車棒を水車のように回しながら打って、さやから豆を出すという意味。打豆節は、豆を飼っている馬に食べさせて飾り立てて遊びに行く楽しさや、季節の光景などの詩がある。発祥は久米島。全6首。 真謝の浦波の今日とれてをもの馬 […]
2022-03-24 / 最終更新日時 : 2022-03-24 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|池当節(いけんたうぶし) 池当(いけんたう)は永良部島にある地名で、本歌の発祥地。春から夏にかけての歌詞が多い。読み方は、イキントウ、イチントーなど。場所は、池の周辺にあるところ、沖永良部島の和泊町出花集落付近。 春や野も山も百合の花盛り行きすゆ […]
2021-09-20 / 最終更新日時 : 2021-09-20 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|本伊平屋節 捨てる身が命露ほども思まぬあちゃや母親の泣きゆらとめば 捨てる身:大蛇の餌食になって捨てる自分の命露ほども思まぬ:捨てる命は少しも惜しいとは思わない母親の泣きゆらとめば:母親が嘆き悲しむことが気に掛かる 組踊「孝行の巻」 […]
2021-06-15 / 最終更新日時 : 2021-06-15 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|稲真積節 稲真積節 稲の豊作を祝ってうたったのが始まり。旅に出かけた人や夫の帰りを待ち迎える歌もあり、花風節で見送り、稲真積節で迎えるという巡り合わせを思わせる。 稲の豊作ことし毛作りやあんきよらさよかて倉に積みあまち真積しやべら […]
2021-03-22 / 最終更新日時 : 2021-03-22 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|花風節 花風節 花の風儀(昔のしきたり、習わし)をうたった歌。「尾類小風(づりぐわふう)」とも言われ、遊女の思いの丈を表す歌が多い。このブログでは現在の時代に合うような歌詞を取り上げてみました。 那覇からや出ぢやちけふ三日どなゆ […]
2021-02-03 / 最終更新日時 : 2021-02-03 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|本花風節 本花風節 旅に出る者への見送りと再会を願うとか、一緒に旅に行きたいとすがる者、旅から急いで帰りたい者など、別離の情を歌ったものが中心。 三重城にのぼて打ち招く扇またもめぐり来て結ぶ御縁 三重城:みへぐはく。那覇港入口に築 […]
2020-10-09 / 最終更新日時 : 2020-10-06 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|早天川節 早天川節 普段から、なかなか会えない恋人達のことを七夕のヒコボシとオリヒメに例えている歌。中には、天の川が氾濫したら会えないんじゃ無いかと余計なお世話を想像して涙ぐむ、昔の女性方のことも。歌そのものは、織女と牽牛は年一回 […]
2020-10-06 / 最終更新日時 : 2020-10-06 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|島尻天川節 島尻天川節 テンポが早く、ノリの良い曲。他所の人が推しはかることができない若夫婦の熱愛の情は、おしどり夫婦という言葉にも似たようなものである。 天川の行けに遊ぶおしどりの思羽の契りに与所や知らぬ 思羽:おしどりの雄の両側 […]
2020-09-03 / 最終更新日時 : 2020-09-03 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|天川節 天川節 天川節というと舞踊の歌詞「天川の池に遊ぶ・・・」ですが、ここでは歌集に載っていた歌詞を取り上げてみました。 はり川のごとに月日おしらやち苦しさやさびしさも語らひぼしやの 川の早い流れのように、月日も同じように早く […]
2020-01-09 / 最終更新日時 : 2020-01-09 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|東こま節 東こま節 調べてみると、奄美大島龍郷村の民謡のようです。本歌の部分だけが思わせるだけで他の歌詞は琉球を舞台にしたものばかりです。全部で六首ありますが、庭園の美や首里城勤務、人生の移り変わりなどがテーマです。 ひがしこま踊 […]
2019-12-06 / 最終更新日時 : 2019-12-06 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|十七八節 十七八節 恋歌や年齢の17,8歳、仏教などの諸説ある歌。歌詞を読むと恋愛系だと思うのです。 よすずめのなればあひちをられらぬ玉黄金使のにやきゆらとめば よすすめ:夜のしじまあひちをられらぬ:息をしていられないにやきゆらと […]
2019-11-26 / 最終更新日時 : 2019-11-26 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|茶屋節 茶屋節 国王の温容をたたえ、御茶屋御殿の風光を賛美した歌。 をがでのかれらぬ首里天ぎやなし遊でのかれらぬ御茶屋御殿 国王の顔を拝すれば、いつまでも立ち去ることができないし、風光の素晴らしい御茶屋御殿にいるといつまでも去り […]
2019-06-03 / 最終更新日時 : 2019-06-03 shiyoler 琉歌集勝手解釈 琉歌集|七尺節 七尺節 七よみとはたえんかせかけておきゆて里があかいづ羽御衣よすらね 二十読の大変上等なかせをかけて、あなたのために蜻蛉の羽のような綺麗な御衣(みそ)を作ってあげたい。 七よみとはたえん:七読と二十読二十読が上等な布の意 […]