琉歌集|早天川節

早天川節

普段から、なかなか会えない恋人達のことを七夕のヒコボシとオリヒメに例えている歌。中には、天の川が氾濫したら会えないんじゃ無いかと余計なお世話を想像して涙ぐむ、昔の女性方のことも。歌そのものは、織女と牽牛は年一回、7月7日に会う言い伝えのことや、二人を例えて自由に会えない自分たちのことを嘆いている歌など。

天川のわたり手取りちやそばかり拝みつめなげな自由もならぬ

手取りちやそばかり:手に取らんばかり始終傍近くにいて
拝みつめなげな:お姿を見つめておりながら

天川の渡りを隔てて、手に取らんばかり近くにお姿を見ておりながら、自由に渡って行けないのは悲しいこと。


ひととしに一夜天の川渡る星のごと契て語らひぼしやの

ひととしに一夜:一年に一夜

年に一度だけ天の川を渡って会う織女と牽牛のように、わたしたちも同じように会って語り合いたいものです。



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