通りすがりにある楽器について
先日、大阪某所に置いてあるストリートピアノについて設置者が「家で練習してから使って」みたいなご意見で大炎上しました。
駅等、人が立ち止まらない場所に楽器を置くことで、気軽に気負わず弾けるという意味なんでしょうけど、立ち止まって、それも飲食するフードコートに置いたことが間違いだったのでしょう。上手い下手関係なく鳴る音を聞かされたらたまったもんじゃない。
設置者は、演奏系ユーチューバーの方々に弾いて欲しかったのかなとか。インスタやらに「〇〇さんの素敵な演奏ありがとう」みたいなことを書いて優越感を感じたかったのかもしれません。
現実はそうはならず、誰もが利用できる状態にあり、それも人が沢山集まるフードコート。ピアノを習ったことが無い人や幼児が好き勝手に鍵盤を叩けば騒音・公害以外の何物でもないでしょう。
ならば
どう扱っていいのか分からないマイナーな楽器を置けばどうでしょう。
なんて冗談です。
X(旧Twitter)は、日々修羅場ですから取り上げられたら、日ごろの不平不満をお持ちの人のあることないことのポストで蔓延してしまいます。と書いている音楽教室の先生の記事を見かけました。
さておき
以前、沖縄へ行った時に那覇空港のふくぎホールにピアノと三線が置いてあることを知って、一曲弾こうかと思ったら三線修繕中でガッカリした思い出。
那覇空港の場合は、ストリートとは無縁の「ホール」と名の付くところですから、椅子とテーブルが置かれた場所ですから下手な演奏なんぞやらかすと「シーサーぶつけるぞ!」なんて言われそうなので、この炎上を思えば弾かなくて大正解だったかも。
それよりなにより、誰が聞いているか分かりませんから批評されるのも嫌ですしね。
沖縄音楽(民謡・古典)Youtubeで度胸試しでアップロードしている方が増量。教室では「プロの歌手限定で視聴」するように伝えています。このような度胸試しの動画はプロや指導者が見ると察しがつきますが、生徒さんには訳わかめでしょうから、動画よりレコードやCDをと言っています。
今回のストリートピアノ騒動で、普段から聞きたくもない音にさらされて辛い人が多いということなのかなと感じました。