城節から思う無くしたものへの思い
あって当たり前、何時でも行ける、見られる、体験できると思っていても突然、無くなってしまう、できなくなってしまうことがあります。
失われてしまったことに後悔、懺悔、傷心。
真っ赤になって燃える首里城本殿の姿は、ただただ涙で、直視することはできませんでした。
いつもある。
いつでもある。というのは永遠では無いものだとあらためて思いました。
形見なる小袖いらぬものさらめ見る目数ごとに思どまさる
過去、生活していた時代の形見である小袖は無い方が良い。見れば見るほど昔の華やかな生活や楽しかったことが思い出されて辛くなる。
城節の一節。
首里城は、過去に何度も出火、再生を繰り返していることを考えると特殊な場所なのだと思います。人々の心のよりどころであるならば必ず、再建して欲しいです。
ブログ記事:再建中の熊本城街ぶら、長崎軍艦島
自身の「形」に対する気持ちは、城節の一節のとおり「形では無く思い出(心の中)にしっかり残して置きたい」です。形にして残すと場所が要ります。
死して残したものは自身以外、意味が無い場合が多く、手間等の余計な時間を使わせてしまうことを考えると「思い」で十分だと思うようになりました。
死して残すもので有り難いのは現金なのかと思いますね。
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